壊れました

仕事から帰ったらamazonさんから「四月物語」のDVDが届いてたので早速見ましたよ。



ああああああぁぁぁぁぁぁあああああぁ!!
かわいいよ松たか子かわいい!
これはまさに松たか子のためにある松たか子の映画だわ。素晴らしいと同時に破壊力抜群。いかん・・・これは前に見た時よりもずっと強力になってる気がするぞ・・・何故だ。色々と細かいトコまで見られるようになったからかな・・・うーむ。歳取ったからかなw

この映画見た事ない人は是非見てほしい。松たか子とか岩井俊二嫌いだったら勧めないですけどね。なんか癒される、見てて微笑ましくなる映画です。


ここからネタバレでーす。未見の人は読まない方がいいです。

冒頭から松たか子の実の家族(松本幸四郎とか市川染五郎ね)が総出演で思わず吹く。で、幸四郎が娘を送り出す父親をすごく自然に演じてるのがまた面白い。また、劇中劇の「生きていた信長」には伊武雅刀江口洋介が出てきてやたら本格的に時代劇やってたり、豪華なんだか無駄なんだかよくわからない力の入れようw 他にも同級生とか同じアパートの向かいの部屋にすむ女の人だとか、みんな一癖ある感じがまた良い味を出してたり。

映像面では、桜の花びらが「舞う」という表現そのままの並木道のシーンとか、ラストの傘からこぼれる雨粒を眺めるシーンとか、本と本の隙間からこぼれる春の日差しだとか・・・。なんかイイ。で、やっぱり本屋のシーンが最高。先輩に高いトコにある本を取ってもらって、それを下から見上げる顔がかわいすぎる。狙いすぎのアングルなんだけど、かわいいので許す。

で、やっぱりストーリーも良い訳ですよ。大人しくて真面目な、人見知りしちゃうような女の子が、好きな先輩を追いかけて東京の大学に来ちゃうっていうトコからして狙いすぎ。で、その先輩がバイトしてる本屋に何度も通う健気な姿とか。でも決して自分からは先輩に声をかけない。先輩から声をかけてくれるのを、ひたすら、ひたすら待つ。(←コレが重要) で、上の本を取ってもらうシーンになる訳で。もうたまらんですよ。

で、やっぱりあのセリフが一番でしょうなぁ。「先輩、有名だったから」の後に続くアレですね。ここで完全にヤラれます。昔見た時にもヤラれました。

いやはや、堪能させていただきました。